晩冬

055 晩冬や沙羅は引き際ほのめかす
056 晩冬や沙羅だと思ったメダル一号

感染者数が10万を超えたと、ニュースは伝える。しかし、家の窓の外子、車で走る周りの様子は、いつもとまるで変わらないように見える。ついに心配していたことが起きようとしている。正直、この日曜日の朝も心配している。明日はどうなるのだろうと。

冬のオリンピックが好きだ。だいぶ昔のことになるが、長野オリンピックのジャンプで、日本選手の金メダルに感動してからのこと。ジャンプ、スケート、スノーボード、スキーなど、どうしても日本選手のメダル獲得を期待してしまうのでR

しかし、メダルを逃した髙梨選手は、もう私の出る幕ではない、と語ったという。出る幕のない小生が言うのもなんだが、髙梨選手に「がんばりが足りなかった」などと言われては、小生は何をやってるんだと思わざるをえない。オリンピック選手の言葉は、いつも小生に渇を入れてくれる。これからしばらくは、その言葉を小生なりに受けとめたいと思う次第だ。いつものように拙句を笑ってくだされば幸甚でR まる

057 晩冬やニュースほど緊張感無し
058 晩冬やひれかつに胃は満足し
059 晩冬や赤きほっぺの一年生
060 晩冬や昭和の唄きくユーチューブ
061 晩冬は晴れとくもりをくり返す
062 晩冬や子らにドッジボール負け
063 運動場二周走って冬終わる
064 のど元を過ぎて受験の熱さ無き
065 受験とは遠き思いでとなりけり
066 人ごとのように受験のニュースみる