人日

気が付けば一月も半ばを過ぎていた。気が付けばまた、コロナの感染増におびえることとなった。いったいいつになれば収束するのか。忍び寄る影のよう。もしかしたらすぐ後ろに、などと思ってしまうのでR

書き溜めている手帳をしばらく開けないと、すぐに時期を逸してしまうことになる。「人日」とは、一年の無病息災を願う日。正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める為、7種類の野菜(七草)を入れた羹(あつもの)を食する習慣があり、これが日本に伝わって七草がゆとなった、とある。(ウィキペディアより)その日より、すでに一週間過ぎてはいる。拙句を笑納していただけたら幸甚だ。しかしながら、とりあえず小生は元気であることに安堵する次第でR

021 人日にバスと歩きの出勤日
022 人日の粥に鶏肉入れにけり
023 人日や気がかり感染者の増加
024 人日を祝う間も無し仕事ゆく
025 人日にヱビスビール二本置く
026 人日は昭和終わった日らしいな
027 人日やリュックで雪を出勤す
028 人日の変わらぬ娘送る駅
029 人日の粥でエビスビール呑む

三日 四日

019 はや三日仕事が頭もたげてる
020 はや四日妻を見送る八時半

6日。日本学校俳句研究会の選句会で亀戸へ。午後からは雪の予報も、少しばかりなめてかかっていた。昨日、少しだけ学校へ行った際にやり忘れたことがあり、同僚からメール。何とか説明してやってもらい、事なきを得る。そして、久しぶりに俳句にどっぷりと浸かる。今年は、なるべく外へ出かけようと思っているので、雪予報もいとわずなのでR

やはり人と接していると学ぶことが多い。一人では得られない学びがあると大いに感じた次第だ。それにしても、雪でR

明日から子どもたちが登校してくる。始業式は、11日に延期になったが、この雪が明日の朝どうなっているのか心配なのは言うまでもない。しかし、ジタバタしてもしょうがない。早く寝て、明日に備えようと思うのでRまる

初詣

007 鎌倉に頼朝の声初詣

初詣は、2年前のリベンジ?で鶴岡八幡宮。あまりにも行列が長くてあきらめた反省から、朝早く出発。なんと娘もいっしょ。なんのことはない。遊ぶ相手がいないから。しかし三人で出かけられる機会を大切にしたいのは言うまでもない。小生はやはりたべることに力を入れてしまうのでR

小町通りを歩いていると、おいしそうな香りをこれでもかというくらいにふりまくカレーパン。後で、なんていうと行列を覚悟しなくてはいけないとばかりに、朝カレーパン。幸先のよいスタート?で八幡様に無事新年のご挨拶とご朱印。桜貝を使った手作りのアクセサリーの店で二人にネックレスをプレゼント。

初詣のイチバンの目的は、就活に御利益のある神社を参拝すること。そう。娘が教員採用試験を受けるのだ。荏原天神社に参拝。この時点で小生の足はパンパンになってしまった。急な階段を登ってまで頼朝の墓なる史跡にも手を合わせ、今年の大河ドラマが楽しみにしないわけにもいかなくなってきたのでR

鎌倉最後はスイーツ。レ・ザンジュのモンブラン。今はネット情報がすぐに役立つ。時に行列にだまされることもあるが、ここは文句なし。これまでいろいろなモンブランを食べてきたが、その中でも屈指のおいしさであった。

とまあ、こんなふうに初詣に行ったのだが、食べに行ったかのような文章で呆れてモノも言えない。しかし、このような小生の稚拙な文章にもコメントをくださるT氏のおコトバをお借りすれば「口福感」。これこそが小生にとって必要不可欠だと思う次第だ。さらに下の拙句をお笑いくだされば幸甚でR

008 手を合わす三人いつまで初詣
009 珍しや家族三人初詣
010 初詣便乗娘のヒカリモノ
011 カレーパンほおばり向かう初詣
012 健康と安全第一初詣
013 今年こそ金運アップ初詣
014 スイーツはランチよりも高く二日
015 乗り換えの千葉閑散として二日
016 すき焼きに力いただく大旦
017 年明けりゃ浮かぶはずの句詠めぬまま
018 初御空見上げはじめの一句詠む

 

元朝

001 元朝のまずはパソコン開きをり
002 元朝や妻の寝言で目覚めけり
003 元朝も変わらず野菜ジュース飲み
004 元朝のバナナ一本ルーティー
005 所感書く十年日記三年目
006 妻も子も勉強孤独なお元日

みそかは、紅白歌合戦を最後まで観て、除夜の鐘も聞いて眠りについた。久しぶりに娘とゆっくりとおしゃべり。櫻坂の歌が短いと、紅白に苦言を呈していた。何はともあれ、こうして大みそかを過ごし、元旦の朝を迎えることができたことは、まずは幸甚でR

喪中が3年続き、すっかり年賀状というものを億劫に感じてしまった。facebookで交流している方々に、この場をお借りして新年のあいさつをさせていただくことをお許しいただきたい。明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年は明けても、いまだ明けやらぬ(という表現がよいかどうかワカンナイが)コロナ禍。正直ウンザリだが、そんなことを言っていてもしょうがない。自らが感染しないよう最善を尽くすのみでR

ここ数年、ガンバらない過ごし方を模索している。しかし、どうしても力んでしまう自分に気づく。仕事でも何でも、力を抜いて取り組めないものだろうか。今年は、この点について考えていくこととしたい。みなさまからのよきアドバイスをお願いする次第である。俳句も365句を目標にできるだけいっぱい詠みたいと思うのでR

女正月

011 二年ぶり書く万年筆お元日
012 初仕事中庭集会マイク出し
013 朝に句も詠めずに初仕事へゆく
014 女正月土日だけ夫そうじかな
015 パソコンに向かう妻女正月
016 女正月自粛破りの買い物へ
017 女正月無きママ洗濯干しにけり
018 ママむすめ女正月パン朝食
019 換気せにやならぬ教室虎落笛
020 大手町今年は聞けぬや虎落笛
021 勉強を嫌がる吾子やも虎落笛
022 好きだつた女の子みる冬の空
023 中休み一人教室冬の空
024 冬空を見るとはなし目薬差す

年が明けたと思っていたら、いつの間にか1月も半ばを過ぎている。何をしているのだろうか。仕事も、まあ普通と言えば普通。しかし、何かに怯えているような、危機感が足りないような。土日に出かけるのは、もっぱら買い物のみ。その分、お袋の様子を見に行くことが多くなった。相変わらず小生を息子と認識してはいない。コロナとは何のことぞという感じである。
話変わって、上の句の「女正月」。こういう季語があるということを初めて知った。「おんなしょうがつ」と読むようだ。ネットで調べたところによると、1月15日の「小正月」のことをいうようだ。地域によって意味合いが違うようで、女たちが正月のあいさつに行く日だという所もあるそうだが、女たちが一日仕事を休んで遊ぶ日らしいのだ。正月に忙しかった女たちが、この日ようやく正月気分にひたり、社寺に参詣したり、女同士で酒を酌み交わしたりするというのだ。まあ死語に近い言葉なのだろうと思う次第だ。
365句詠むぞと、雑記帳に書き留めておいた句を小出しにしているのだが、これがいつの間にか忘れてしまうのだ。まあ大上段に構えず、ゆっくりとやっていこうじゃないか。そんなことを考えている冬晴れの午前である。まる

お元日

001 三人で初の乾杯お元日
002 写真にて近況を知るお元日
003 元旦にまずはスマホで陽を写す
004 元旦のテレビ笑えず消しにけり
005 元旦も朝のルーティーン守りけり
006 所感書く十年日記お元日
007 元旦も救急車のサイレン響く
008 七人に同じ文面初メール
009 ご無沙汰を詫びて短き初メール
010 弟に母よろしくと初メール


明けてしまいまして、おめでたいのかわかりませんが(なんて言ってはいけませんね)おめでとうございます。

元旦は、密を避けて?思いつくなかで、いちばん密にならない神社を選んで初詣をしてきた。賽銭を入れて、書置の御朱印をいただいて、そそくさと帰ってきた。喪中でありながら、喪中はがきも出さなかったため、届いた年賀状を申し訳ない思いで読んだりして、何となくやり過ごした。そして我が家恒例の焼肉。いつもと違うのは、二十歳になった娘もワインを飲むということ。気がつくと、ワインの減りが速いこと。そりゃそうだ。2人で飲んでいたのを3人で飲んでいるのだから。というわけでもないが、小生は最近、ジンにこり出している。ワインをつぐのは小生の役目なので、つぐ相手が2人になったということだ。ちなみにコロナ収束を願って、コロナビールを飲んでみた。思いの外おいしかった。こんなことできるのもやっぱり幸せのひとつなんだろうと思う次第である。

なかなかに複雑な年明けである。非常事態宣言が出されるのではないか、そうなると学校はどうなるのか、また在宅勤務なのか、などと思いをめぐらすわけだ。新年にあたって、今年はこんな年に、などということは言わないようにしている。だいぶ歳をとってきたということもあるのだが、あまり大上段に構えないようにしているのだ。と言いながらも、やはり成し遂げたいことはあるのだが。

いずれにしてもだ。まだまだふんばらなくてはならないことだけは確かなのである。小生、10年日記を書いていて、2冊目の2年目なのだが、年末と年始に所感というページがあるのだ。1冊目はあえて手の届かないところにしまってあるため、去年の分しかふりかえることはできない。昨年のそこには「迷い」という文言が入っていた。五十にして天命を知ってはいるのだが、迷いから逃れることはできない。きっとこれからもずっとなのだろう。きっと友人のマサカズ君には、「迷っててもしょうがないでしょ。」と言われるのだろう。迷いつつも今を一生懸命に生きてゆく。またこの一年をみなさまの力を借りて、クリスマスまで一生懸命に生きてゆく。年頭にあたり、どうか小生に力をお貸しいただきたいと願う次第である。まる

 

 

 

勤労感謝の日

勤労感謝の日

129 全集中できぬ勤労感謝の日
130 動かない体勤労感謝の日
131 何もせぬ昼間勤労感謝の日
132 休めるを感謝勤労感謝の日
133 午後妻と買い物勤労感謝の日
134 働ける光栄勤労感謝の日
135 仕事できる幸せ勤労感謝の日